ガン治療を変える最先端免疫治療の時代へ

HIQ・NK免疫治療の流れ
HIQ・NK免疫治療は、患者さんの血液を30ccほど採取し、最新の培養技術で増殖・活性化し、2週間ほど無菌状態で何十倍にも高純度NK細胞を増殖させ、再び患者さんの体内へ戻すという療法です。治療は血液30ccほど採取することから始まります。一般の献血が400ccですので、それと比べて頂ければ僅かな量であることをご理解頂けると思います。
その後、約2週間をかけて、採血した血液を、無菌状態に保たれた専門の最先端培養施設で、熟練の培養専門医師が手作業で培養、活性化致します。
身体にやさしく副作用のない最先端治療
実際の治療としては、NK細胞を採取する為の「採血」と、増殖・活性化されたNK細胞を再び体内へ戻す「点滴」が流れになります。現在では保険対象外ですが、このHIQ・NK免疫治療は、治療を受けられる患者様ご本人の血液を活性化して行いますので、化学療法(抗ガン剤)のような強烈な副作用の心配はありません。身体への負担がほとんどない画期的な最先端ガン治療です。
HIQ・NK免疫治療は、身体全体をめぐるNK細胞を元気に活性化させるため、再発・転移に有効性が高いともいえ、 特に、手術を受けた場合は血流やリンパの流れを通して、身体全体にガン細胞が拡散される危険が 高く、拡散したガン細胞を発症させないためにもHIQ・NK免疫治療は有効だと考えられています。また、化学療法や放射線治療などの三大療法との併用が可能であるため、相乗的な効果や副作用の軽減にも期待されています。
ガンについての考え方が変わっていく
ガン細胞は誰にでもあり、それは毎日、毎日繰り返し、体内で細胞がガン化しているのです。しかしながら同時に人間には、体内でそのガン細胞を殺して消してしまうメカニズムもあり、それでガンにならないのです。「ガン細胞は、血液の中のリンパ球の一種によって殺されている」という説を発表した学者がいます。1960年にノーベル賞を受賞したオーストラリアの免疫学者、フランク・バーネットです。彼の学説によれば、人間の体内に60兆個の細胞があり、そのうち約1000億個の細胞が分裂し、その分裂した細胞のうち、約6000個の細胞がガン化しているということです。そして、このガン細胞は、特に珍しいものでも何でもなく、人間の体内では、いつも発生していて、毎日の細胞分裂の中で、本来、正常な働きで分裂して、同じ細胞ができるものが、遺伝子のミスが生じて、それが原因でガン細胞が誕生しているという学説です。このガン細胞を生む、遺伝子のミスは、様々な原因が今でもとりあげられ、一つには老化や、ストレス、紫外線、タバコなども考えられています。ガンという細胞は、一般的なことであって、体内では毎日、細胞の中に一部生まれ、それをNK細胞、T細胞などリンパ球の一種の攻撃力によって、ガン細胞を殺しているという繰り返しがなされているということです。それゆえ、ガンは誰にも考えられる病気であり、同時に、それを予防し治療していくことが可能な病気なのです。
もともと、リンパ球は、それぞれ、たった一種の抗原レセプターしか持たず、一つのリンパ球が、一つ抗原にしか対応できないのですが、NK細胞は、リンパ系のガン細胞や、ウイルスに感染した細胞など、それぞれに攻撃し殺してしまう特性をもっており、このNK細胞の働きがあって、毎日、体内に発生するガン細胞があっても、殺されていくメカニズムが体内にあるのです。
HIQ・NK免疫治療が、ガン患者の支えに
知らぬ間に人の体内では、ガン細胞が発生し、それを殺して守るという機能を備えながらも、人がガンになり、今もなお、多くの患者さんが増え続けてる根本的な理由は、ガン細胞が一度に多く発生し、その処理ができず増殖していき、免疫系がうまく機能しなくなっている原因があるからです。本来、自分の身体を守るはずの機能が、ガンを攻撃しても排除できないまま、ガン細胞が成長し、対応できず病気になっているという状態です。こうした状態から、今までの治療の現場では、ガン細胞を切り取る手術以外や、抗ガン剤のようにガン細胞以外も叩くため副作用がある化学療法や、放射線治療でガン細胞を焼く方法が主な治療法だったのですが、本来、人に備わっているはずのガンを殺す細胞であるNK細胞を培養し、体内に戻すという最新の免疫治療が、今日ではガン治療の大きな力となり、ガン患者さんの支えとなっています。
